ある企業様より、「ソフトウェア開発工房Skyway」が過去に開発・配布していたAccess 2000ベースの「顧客管理ソフト(顧客管理_TYPE1)」を業務に活用していたが、
・配布されていた形式が .mdb
ファイルではなく再利用が難しい
・OSやAccessのバージョンが更新される中で動作が不安定
・独自の項目追加や機能追加もしたい
といった課題を抱えている、とのご相談をいただきました。
ソフト本体に .mdb
が存在しなかったため、オリジナル仕様を参考にしながらAccessで完全スクラッチ開発を実施。
UIや基本機能は極力踏襲しつつ、操作性やデータ整合性を重視して設計を見直しました。
元ソフトからエクスポートされたテキスト形式の顧客データを解析し、正確に取り込み可能な形式へ変換。
Accessに適した正規化処理を施し、既存データ資産をそのまま活用できるようにしました。
・顧客属性の拡張(例:契約ステータス、対応履歴など)
・個別検索条件の追加
・対応履歴の時系列表示機能
など、業務ニーズに応じた独自項目や処理ロジックを盛り込みました。
Access 2016以降のランタイム環境で安定して稼働するように調整を加え、今後のバージョンアップにも柔軟に対応できる構成へ移行しました。
古いAccessソフトの活用において、「動かないから作り直す」だけではなく、既存資産を再活用しながら現代的な環境に合わせて再構築する選択肢があります。
同様の課題をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。