販売管理、在庫管理、顧客管理、見積管理、請求管理など、中小企業の現場では今でも多くのAccessシステムが活用されています。
一方で、近年はAIの活用が急速に広がり、
「AccessにもAIを組み合わせられないか」
「蓄積されたデータをもっと活用できないか」
「担当者しか分からない業務を、少しでも分かりやすくできないか」
といったご相談も増えてきています。
Accessは古いシステムと思われることもありますが、実際には社内業務に合わせて長年使い込まれてきた、大切な業務資産です。
AIを活用する場合も、Accessをすべて作り直すのではなく、既存のAccessを活かしながら、必要な部分だけを改善していく方法があります。
AIを業務に活用するうえで重要になるのが、社内に蓄積されたデータです。
Accessには、日々の業務の中で入力されたさまざまな情報が保存されています。
例えば、
などです。
これらのデータは、単に「過去の記録」として保存されているだけではありません。
AIと組み合わせることで、集計、分類、要約、傾向分析、問い合わせ対応などに活用できる可能性があります。
AccessとAIを組み合わせると、さまざまな業務改善が考えられます。
Accessに蓄積された売上データや対応履歴をもとに、
などを整理し、分かりやすく要約することができます。
従来であれば、担当者がAccessからデータを抽出し、Excelで集計し、内容を確認して判断していた作業も、AIを組み合わせることで補助できる場面があります。
もちろん、最終的な判断は人が行う必要がありますが、確認すべきポイントを見つけやすくすることは可能です。
顧客対応や社内対応の履歴をAccessで管理している場合、AIによる活用がしやすい分野です。
例えば、
といった使い方が考えられます。
担当者が退職したり、引き継ぎが不十分だったりすると、Accessにデータは残っていても、必要な情報を探すのに時間がかかることがあります。
AIを活用することで、過去データを探しやすくし、属人的な対応を減らすことにもつながります。
Accessシステムでは、日々さまざまなデータ入力が行われます。
しかし、入力ミスや表記ゆれが発生すると、後から集計や検索を行う際に問題になることがあります。
例えば、
などです。
AIを活用することで、入力された内容を確認し、候補を提示したり、不自然な内容を見つけたりする仕組みを検討できます。
すべてを自動判定するのではなく、「確認が必要そうなデータを見つける」「入力候補を表示する」といった補助的な使い方でも、業務負担の軽減につながります。
Accessシステムの中には、長年の業務ルールが反映されています。
しかし、実際の現場では、
「なぜこの項目が必要なのか」
「この処理はどのタイミングで行うのか」
「この画面は誰が使うのか」
「この帳票は何に使っているのか」
といった情報が、担当者の頭の中にしか残っていないケースもあります。
Accessの画面、テーブル、帳票、操作手順、業務ルールを整理し、AIで検索・説明しやすい形にしておくことで、社内ナレッジとして活用できる可能性があります。
特に、開発者が退職してしまったAccessや、長年改修を重ねてきたAccessでは、こうした整理が重要になります。
AIを活用するというと、すぐに新しいツールを導入するイメージを持たれるかもしれません。
しかし実際には、AIを活用する前に、Access側の状態を確認することが重要です。
例えば、
といった点です。
Accessの中身が整理されていない状態でAIだけを追加しても、期待した効果が出にくい場合があります。
まずは既存Accessの構造を確認し、必要に応じてテーブル、フォーム、クエリ、VBA、帳票などを整理することが大切です。
AI活用というと、大規模なシステム導入や全面的な自動化を想像されることがあります。
しかし、中小企業の現場では、最初から大きく始める必要はありません。
例えば、
といった小さな改善から始めることができます。
重要なのは、「AIを使うこと」自体ではなく、現場のどの作業を楽にするかを明確にすることです。
AccessとAIの活用を検討する場合、次のような流れで進めると現実的です。
まずは、現在どのような業務でAccessを使用しているかを確認します。
どの部署が使っているのか、どの画面をよく使うのか、どの帳票が重要なのか、どの作業に時間がかかっているのかを整理します。
次に、Access内のデータを確認します。
AI活用には、元となるデータの品質が重要です。
重複データ、入力ミス、古いデータ、使われていない項目などが多い場合は、先に整理が必要になることがあります。
いきなり全体をAI化するのではなく、効果が見えやすい部分から始めるのがおすすめです。
例えば、問い合わせ履歴の要約、売上データの傾向確認、入力チェック、帳票作成補助などです。
AIと連携しやすくするために、Access側の改修が必要になる場合もあります。
例えば、データ出力機能の追加、テーブル構成の見直し、入力画面の改善、SQL Serverへの移行、Power BIとの連携などです。
既存Accessを活かしながら、段階的に改善していくことで、コストを抑えながら実用的なAI活用を進めることができます。
Accessは長年使われてきたツールですが、今でも多くの現場で実用的に利用されています。
特に中小企業では、業務に合わせて作られたAccessシステムが、日々の仕事を支えているケースが少なくありません。
AIの時代になったからといって、必ずしもAccessを捨てる必要はありません。
むしろ、Accessに蓄積されたデータや業務ノウハウを活かしながら、AIやRPA、Power BI、SQL Serverなどと組み合わせて改善していく方法もあります。
「今あるAccessをどう活かすか」
「どの部分を改善すれば効果が出るか」
「AIを使う前に何を整理すべきか」
こうした視点で見直すことが、これからの業務改善では重要になります。
このようなお悩みがありましたら、ACCESS改修サービスまでお気軽にご相談ください。
既存Accessの調査から、改修、機能追加、データ整理、業務改善のご提案まで対応いたします。
Access 2.0、97、2000、2003などの旧バージョンから、最新のAccess 365まで幅広く対応可能です。旧バージョンで動いているシステムの調査・移行も対応いたします。
新しいAccessへデータを移行いたします。新しいAccessで全機能の動作試験を実施しますので、移行後も安心してお使い頂けます。
設計書がなくてもAccessファイルを解析して、どのような構造・機能になっているかを調査いたします。必要に応じて、現行機能をわかりやすく整理した資料もご提供可能です。
mdb形式のままでも動作させることは可能ですが、マイクロソフトとしてはすでに、2003以前のAccessはサポート対象外としています。
accdb形式では新しい機能が追加されておりますので、機能強化等を行う際に、開発がしやすいといった利点があります。
今後もAccessを使い続けていくのであればaccdb形式にバージョンアップしたうえで、機能追加などの修正を行ったほうが、より長い期間使い続けていけるかと思います。
はい、日本全国からのご依頼に対応しております。
弊社ではリモートアクセスツールを導入しており、セキュアにお客様のパソコンへアクセスして対応可能です。
これまでに関東を中心に、群馬県・埼玉県・東京都・神奈川県・栃木県・茨城県・長野県・静岡県・京都府・大阪府・愛知県など、全国各地の企業様からご依頼をいただいております。
ZoomやTeamViewerなどを活用して、遠方のお客様ともスムーズな打ち合わせ・対応が可能です。