Accessは時代遅れなのか? 残すべきか?改修すべきか?見直しのすすめ

Accessは時代遅れなのか? 残すべきか?改修すべきか?見直しのすすめ

Microsoft Access(以下Access)は、長年にわたり企業や官公庁で利用されてきたデータベースソフトですが、近年では「時代遅れ」といわれることも増えてきました。

とはいえ、今でも多くの企業で現役稼働中であり、安易に「捨てる」べきものではありません。
ただし、**“このまま使い続けてよいのか?” “トラブル時に対応できる体制はあるか?”**といった見直しは今こそ必要です。

本記事では、Accessの現状と課題を整理し、今後の運用方法として「改修」や「アップサイジング」などの選択肢を検討すべき理由を解説します。


Accessの強みと今も現役で使われる理由

Accessは以下のような点で今も有効な業務ツールです:

  • 小規模データ(〜2GB)の管理に最適
  • 帳票作成や業務フローの自動化が可能
  • ローカル環境のみで使えるためオフラインでも安心
  • Microsoft Office製品との親和性が高い

とくに社内で完結する定型業務に特化した運用には非常に適しており、開発費も抑えられることから、今なお多くの現場で使われています。


一方で見過ごせない「Accessの限界」

■ 1. クラウドやリモート環境に非対応

Accessはインストール型ソフトのため、複数拠点間のリアルタイム連携外部からのデータアクセスには不向きです。

■ 2. 担当者の不在による“属人化”

社内開発や個人のスキルに依存していると、担当者の退職や病気によって保守不能になるケースも。

■ 3. 古いバージョンのまま放置されている

Access 97 / 2000 / 2003など古いバージョンのまま使い続けているケースも多く、Windowsの更新やOfficeのバージョン変更により突然使えなくなるリスクがあります。

■ 4. バージョンアップで不具合が発生しやすい

AccessはOfficeのバージョンアップで不具合が発生しやすく、稼働中のシステムに手を加えることが難しいのも大きな課題です。


結論:Accessの“放置”はリスク、段階的な見直しを

現時点でAccessが「問題なく動いている」場合でも、以下のような観点から**“先手の対応”が必要**です。

▶ 今後のWindowsやOfficeのアップデートに対応できるか

→ バージョン依存による動作不能リスクを回避するには、改修新環境への移行が必要です。

▶ 保守・トラブル対応が可能な体制があるか

担当者不在や業者廃業などで修正対応できないケースが多発しています。

▶ スマホ・クラウド・連携など今後の業務変化に対応できるか

→ 他システムとの連携や業務拡張に対応するには、アップサイジングやクラウド化を視野に入れた設計が求められます。


弊社ではAccessの改修・再構築・保守をご提案しています

当社では、現状のAccessシステムを以下のように段階的に見直すご提案を行っています。

  • 老朽化したAccessの改修・再構築
  • クラウドサービスやWebアプリへのアップサイジング
  • Accessに精通したエンジニアによる継続保守
  • トラブル発生時の調査・応急処置対応

Accessの利点は活かしつつ、今後も安心して使い続けられる形へと改善いたします。


最後に|Accessシステム、放置していませんか?

「まだ動くから大丈夫」と思っていたAccessシステム、実はアップデート非対応・トラブル時に対応できない・引き継ぎできないという状態かもしれません。

一度、現状のAccess環境を棚卸しし、必要に応じた改修やアップサイジングを検討することが、将来のリスク回避につながります。

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質問ピックアップ

お客様からよく頂く質問をピックアップしました。
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現在mdb形式のAccessを使用していますが、バージョンアップした場合、mdbのデータを新しいAccessへ移行してもらえますか?

新しいAccessへデータを移行いたします。新しいAccessで全機能の動作試験を実施しますので、移行後も安心してお使い頂けます。

Accessシステムを共有して同時に複数人で使用したいです。

複数人で同時に使用できるようにAccessを改修します。
Accessファイルを画面(フロント側)とデータベース(バックエンド側)に分割し、複数人で同時に使用できるようにします。

他の会社等で作成してもらったAccessでも改修してもらえますか?

はい、どなたが作成したAccessでも改修いたします。
まずはご使用のAccessを解析させていただき、機能をよく把握した上で、ご希望の修正、機能追加を行います。

以前から社内で使っているAccessを保守契約できますか?

はい、可能です。
既存のAccessシステムについて、設計書がない場合でも内容を解析したうえで、保守契約を締結することができます。現在の構成や機能を把握し、適切なサポート体制をご提案いたします。

現在mdb形式のAccessを使用していますが、バージョンアップする必要はありますか?

mdb形式のままでも動作させることは可能ですが、マイクロソフトとしてはすでに、2003以前のAccessはサポート対象外としています。
accdb形式では新しい機能が追加されておりますので、機能強化等を行う際に、開発がしやすいといった利点があります。
今後もAccessを使い続けていくのであればaccdb形式にバージョンアップしたうえで、機能追加などの修正を行ったほうが、より長い期間使い続けていけるかと思います。

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